動画配信システムを開発するためには、システムの仕組みについて理解しておかなくてはいけません。専門知識のあるエンジニアでなければ、適切な管理・運用が行えるシステムの構築が難しいためです。システムの理解を深めるには、既存の動画配信システムを参考にすると良いでしょう。エンジニアでなくても管理がしやすく、システムの基本を学ぶことができます。
まず、確認しておきたいのが動画のファイルサイズです。ファイルサイズが大きくなるとアップロードに時間が取られるだけでなく、サーバーに負荷がかかってしまいます。映像が途中で中断されたり、閲覧不可の状態に陥るなどのシステムトラブルの原因となってしまうため、適切な容量制限が必要です。
また、アップロードするときのファイル形式にも注目しておかなければいけません。mp4やwmv、aviといった一般的なファイル形式は、多くの動画配信システムで採用されています。システムを開発するときには、対応させるファイル形式の取捨選択も必要です。マイナーなファイル形式まで対応させるとなると、開発に多大な時間を要することになります。
さらに、動画をアップロードしたときのエンコードにも留意しておかなくてはいけません。システム上で扱えるファイルサイズに圧縮し、ファイル形式を変換することで、ユーザーに視聴可能な動画を提供できるからです。アップロード時に自動でエンコードされる機能を盛り込んでおくと、利便性が高い動画配信システムとなります。ちなみにここまでの知識については、動画配信システムの開発案件を探しているエンジニアにとっては必要不可欠といえるでしょう。